Multiple View Geometry

Computer Vision Labのゼミでは、統計関連の教科書、論文を読むことが多いのですが、今日はMultiple View Geometry in Computer Visionという教科書のイントロとChapter 9。

Multiple View Geometry in Computer Vision

Multiple View Geometry in Computer Vision

SIGGRPAH 97で有名になった、凧につけたカメラから撮影した複数枚の画像から、Berkeleyの時計台の3Dモデルを構築したデモビデオ(Paul Debevec)を思い出しました。Computer Visionとは言え、自分の研究とはあまり関連はないのですが、面白い技術です。ちょっとSFっぽい。イントロでは、実際に撮影した実動画に、人工的なオブジェクト(CGのキャラクター)を重ね合わせる際に、3次元空間における実際の位置から、カメラによって生成される2次元平面への写像を割り出すことによって、(オクルージョンは別にして)自然な見え方をさせる応用例なども紹介されています。

皆がこの本を持っているわけではないので、本の紹介ページからPDFがダウンロードできる1, 9章だけでしたが、買ってみても良さそうな本です。