AR

近頃、YouTubeやニコ動で見かける動画に、AR(Augmented Reality)ネタのものがあり、自分でも試してみたいなぁ〜と幾つか調べてみました。現実逃避です。

  1. ARToolkit

もともとの開発者は、加藤博一先生ですが、HI Lab. (University of Washington) でサポートされています。単眼カメラで、マーカーの位置・向きをトラッキングしてくれるライブラリです。けっこう前から、このライブラリを使った動画をよく見るのですが、今となっては機能はシンプルな方です。OSXでもコンパイルできました。

  1. HandyAR

UCSBのFour Eyes Labで実装された、Markerless AR。マーカー用意するのが面倒な人にはもってこい。ただし、手のひらをマーカーのかわりに使ってます。でも、こちらは、Windowsが動作実績のあるプラットフォームですが、MakefileかけばOSXでもコンパイルできました。まだ使ってませんが...

  1. PTAM

OxfordのGerorg Kleinがソースコードを配布しています。2007年、奈良で開かれたISMARでベストペーパとってます。こちらは、手のひらすら使わないMarkerless AR。まだ論文読んでませんが、技術的にはSLAM(Simultaneously Localization and Mapping)を使っていて、特徴点をトラッキングするスレッドと、特徴点のトラッキング結果から、特徴点の3Dマップを構築するスレッドをパラレルに走らせ、平面を作り出しているようです。前の2つと大きく異なるのは、視点(カメラ)が動くって所かな?逆に動かないと視差ができないので困るわけなんですが、アプリケーションとしては何か別物になりそう。