住民票

アメリカへ渡った際に、区役所に転出届けというのを提出したわけで、帰国してから現時点まで、日本のどこにも住民票がない!という不安な状態になっていたわけです。国内を移動してるぶんには、どこかの区なり市なりから転出し、その書類をもって引越し先の区や市へ持っていき転入届けを提出するだけなので簡単。要は、引越しするたびに、住民票を次から次へとまわしていけばよいわけです。この手のお役所書類には疎いのですが、必要にせまられちょっと勉強し、どこにも住民票がない状態から、本日無事新居の住所で住民票を獲得することができました。
このように、住民票がどこにもない状態というのは、海外への転居によってのみ発生するのではないかと思いますが、その場合必要になる書類は、パスポート、戸籍謄本(抄本)、戸籍の附表の3点で、これを揃えて新住所にある区役所を訪ねて転入届けを提出すると住民票が得られます。さすがに海外行ってたぐらいなのでパスポートは見たことがありますが、あとの2つは初めて見ました。結局のところ、次から次へと渡していく住民票のパスが途切れた場合は、ルート(本籍地)に戻れってことです。特に興味深いのは、戸籍の附表ってやつです。この書類は、住民票の移動経過を逐一記録したもので、ルートから現時点までのトレースになってます。なので今回のケースでは、

本籍地→過去の住所・・・→最後の(日本の)住所→アメリカ合衆国

のように書かれているわけです。ということは、今まで本籍地の役所なんて自分でいったことなどなかったのですが、住民票を移動する度に、その情報がルートである本籍地の区役所に伝わり新しい情報を本籍地の区役所の人達が加えていたいうことになります。よく皇居を本籍地にしている人がいるという話を耳にしますが、そういう人達が頻繁に引越すると、附表のアップデートで千代田区役所は大忙し?