SportVision

SuportVisionという会社があるのですが、この会社のやっていることがすごい。数年前に、何のスポーツ番組かだったかは忘れましたが、テレビを見ていて何かすごいことがおこっていることに気づきました。オリンピックのスケート競技だったような気もする...

画面には、スタート位置につく選手の映像が映し出されているのですが、その選出の足元に選手の出身国の国旗が映し出されている。国旗は、選手の体に重なることなく、まるでリンクに描かれているかのように写っている。はじめに思ったのは、きっとクロマキーなんだろうと...



でも、別の競技、たとえば、アメフトとかゴルフなどの中継でも不思議な光景を目にする。アメフトのグランドやゴルフのコースなんかは、クロマキーをあらかじめ設置することは現実的ではないように思える。それでも、解説のために使われている矢印は、グラウンドに描かれているかのように表示されているし、ゴルフの中継でもやはり、グラウンド上にカップまでの残り距離を示す、等高線のようなラインが引かれている。あきらかに、フォアグランドとバックグランドを認識して、その間にCGを書き込む技術があるってことだ!更に驚いたことに、ライブ中継でも同様の表示方法が使えているので、この処理をリアルタイムでやることが可能だということになる。誰もいない時に、差分抽出用の絵を撮っておいて、それを使っているのかもと思いましたが、けっこう自由にカメラ動いていたような気もするので、もうちょっと複雑なことをやっているはず。ウェブでこの技術に関して調べているうちに行き当たったのが、 SportVisionという会社。文字どおり、スポーツ番組用のこの手の画像処理を手がける会社で、アメフト、ゴルフ、アイススケート以外にもモータスポーツ、バスケットボールなどいろいろ対応できるようです。