ゲームとは...

ビデオゲーム業界で仕事してると言うと、当然ゲームを作っているのかと思われているわけなのですが、ゲームを開発するどころか、ゲームソフトを開発している人たちに会った事さえないです。ところが、現在の仕事に就いてからというもの、特に親の評判が悪く、そんなフザケた仕事とっとと止めてくれとまで言われる。化学専門で、紙おむつなんかを開発している方も、同じような境遇にあるのでしょうか?ちょっと親近感がわいてきます。紙おむつは実用的だ!とおしかりをうけるような気もします。親の批判とは裏腹に、せっかくの機会なのでゲーム制作の場を覗いてみたいとか、いったいどうやったら面白いゲームが作れる物なのかといった事に興味深々です。今のところチャンスはなさそうですが...。

さてビデオゲーム業界も成長してここまで大きくなると、何かそこに科学的に面白いゲームを作る方法を探る人たちが出てきても良いような気がするし、作る方法までたどり着かなくても、面白さを定量的に計測する方法とかあってもいいでしょうと思います。怪しさ一杯なのは、承知ですけど。

そこで思い出したのは、遠い昔たしかインタラクションという学会で聞いた話だと思いますが、ゲームというのは4種類に分類されるとかいう断片的な知識。例によって、グーグってみるとそれらしきものを発見。

その分類とは、フランスの思想家ロジョ=カイヨワによる遊びの4分類というもので、遊びの定義を以下の4つに分類したもの(ゲームじゃなかった)。

  • 競争(アゴン):運動競技、ボクシング、チェス
  • 偶然(アレア):じゃんけん、くじ
  • 模擬(ミミクリ):子供の物真似、人形、仮面、演劇
  • 眩暈(イリンクス):メリーゴーランド、ブランコ、スキー、登山

本もちゃんと出版されていて、邦訳版(遊びと人間)があります。読んでおかねば...

遊びと人間 (講談社学術文庫)

遊びと人間 (講談社学術文庫)

競争(アゴン)と偶然(アレア)は、想像しやすく、対応するビデオゲームも容易に思いつきます。模擬は、RPGとかシュミュレーションと考えてよい物なのかな?何とも想像し難いのは、眩暈(イリンクス)。例から察するに、Incredible Machineみたいなやつなのでしょうか?